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それはTWを渡り歩く絵を通した記録…自由を愛するモノの住処なのかもしれない。
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『なのかかん』




相棒は、最も大切な人の家へ。
普段なら居るはずのライも、『7日間』戻ってこなかった。

じゅうらーも、エヴァも、沢山のお友達も。
起きたみんなが、みんな口を揃えて『7日間、デモンと語り合ってた』のだと言う。


……その間僕は、あまり体験したことのない気分で肝を冷やし続けた。










『どこにもいかない』『寝てるほうが好き』
僕の最も身近なデモニスタは、2人とも常々、そういっていた。
僕が昔から寂しがり屋だと知っているジュウラは、常々僕を一人にしない。
ジュウラが無理なら、ゼルガが、ゼルガが無理ならライが。
必ず誰かに僕を預けて、絶対、一人にしなかった。


――僕は、皆が思ってるほど、子供じゃないよ。


だから、危なっかしいエヴァを、僕が絶対護るんだって紹介した時も。
ガーディアンになったときも。すっごい驚いてたけど。
ジュウラの内心は、『かわいらしい、妹分ができた』くらいに喜んでいた事を
僕は、見抜いている。

怠惰基質はデモンの影響だから、本来のジュウラを見たことある人は相当少ない。
本来はもっと……正義感のある、勇敢な人なんだ。
度胸があるというか、怖いもの知らずというか。
身内親戚友人の罵倒を許さないタイプの…。


――事情は後に聞いたけれど、突然2人の意識が戻ってこなく成ったから。
…突然、ひとりになってしまったから。


だから、ふたりの意識が回復するまで。
ただひたすら待つことにした。
エヴァの部屋まで、眠るジュウラを担ぎ込んで。
普段と変わらず、一緒に寝て。僕だけ起きての『7日間』。
待つだけなのは、それはそれで、大変手持ち無沙汰だったから…
ついつい、ほっぺぷにぷにしたくなったり。髪わしゃわしゃしたくなったり。
結局、両方ともしたわけだけど……やっぱり『さみしかった』。




※ ※ ※




おはよう、って言う前に。半べそで抱きついた事は是非とも黙認して欲しい。
唯一のおねーちゃんと、マスターと、『7日ぶり』に言葉を交わしたら。
……誰だって、嬉しくなるじゃないか。


ねぇ、ますたー。君が知ってるかどうかは不安だけれど…
……特別好きなんだから、仕方がないでしょう?
起きて速攻寝に戻るジュウラは平常通りだった。寝かせてあげよう。
…ならさ、ますたー。お散歩、行こうよ。
『7日ぶり』のお外へ行こう?おやつなら、あまいの沢山、買ってあげるから。
ねぇ、ますたー。ぼくのなまえを、無駄に沢山呼んでよ。


――『寂しかった』、なんて言わないから。
『なのかかん』分、たくさんたくさん、呼んでよ。僕の、名前をさ。
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ソウジ・ブレィブス
性別:
男性
職業:
裁縫
趣味:
落書き
自己紹介:
不良のような狐のスケッチブック
風の様に戯れる狼の大学ノート

蒼紫色二又尾の僕の、メモ帳
白い二又尾の黒いメモ帳

騒がしい鶏の学習帳

この場にあるのは手書きを綴る物
ぼくは、『君』
『君』は、ぼく。
妄言・妄想、それも全部
僕の『君』の『私』『俺たち』の想い

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