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それはTWを渡り歩く絵を通した記録…自由を愛するモノの住処なのかもしれない。
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怪しくないですよ~。
…そんな言葉が耳を掠めていった気がして、ね。 ちょっと待てよ…? …誰だ、こんなこと書いたのは…。 IBGM『タンタンターン』 おいおい、冗談だよな。 むしろ、冗談だと言え…いや、言ってください。 …人は誰だって文字を操る。 誰かに何かを伝えるために、必死になる。 ×××は、それを見守続ける傍観者だ。 傷つくことを恐れ…逃げ出した弱者であるということになるだろう。 …それでも、誰かと共に在りたいと望んでいたいから。 ―――――――― 「……本?」 僕の問いかけに、ゼルガは頷いて見せた。 「…そう。お前に絵を頼みたい」 必死な表情っていうのは目覚めてすぐ見るもんじゃない。 ましてや、叩き起こされた後は特に、ね。 ゼルガが転寝していた僕を叩き起こしたのは、これが初めてではない。 最近ではよく早朝にやってくる。 『蒼穹の翼』での思い出を、絵に纏めて提出するようにいうのだ。 「お前はどこの編集長だぁ?…ってか、僕は獅子の下で働いてた覚えがないんだけど」 反論したところで、こいつの意思が曲がらないのは分かってる。 冗談の通じない相手ほど、一度で良いから笑わせたくなるっていうのが僕の性分。 …いまいち成功したことも、ないけど。 「…お前がやってくれないはずがない」 確信を持って言われると、僕は根負けする。 お気に入りの蒼紫のバンダナを頭に巻いて。 尻尾のお手入れに十分すぎるくらい時間を掛けて。 「……わぁったよ、描けばいいんだろ?全部モノクロにしてやるからなっ…!」 諦めの言葉と共に、やる気を呼び起こす。 同い年なのに、言動で一切勝てない僕。 「…いーや、勝つ気なんてない」 …そして、僕の描いた絵にゼルガがつけた言葉。 秋空の下、蜻蛉が空を舞う。 空を彩る色は、アナタの気持ち。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー …いつか何処かでその絵は描いた。 どこやったっけな。 ハンモックの快適さに全部忘れちまったい。 …あ。描けばいいか。 PR コメントを投稿する
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不良のような狐のスケッチブック
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