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それはTWを渡り歩く絵を通した記録…自由を愛するモノの住処なのかもしれない。
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受け渡し

そうだ。
コレをあいつに渡しておこう…
最初で最後の僕からのプレゼントさ。


………いいんだ、それでも。
僕がそうと決めたんだから……
その日はとても、寒い日だけど…
…僕のコーディネートは間違っている。

頭の悪い僕にだって、それくらいは分かるさ
そう思って、マフラーと手袋はして来たんだから

水鏡、なんてホントにあるのかは知らないけど
自分と違う時間を生きてる存在、っていうのは信じてるからね
そうでなきゃ、僕はこれを託そうって思わないよ



………水鏡に映った君と逢うのは、最後になるのかな
…あぁ、やっと、来たんだね…狼姫。
「誰かに呼ばれている気がしていましたけど、それが…君だとは」

黒いマフラーに銀髪…紅いカフスと相棒に似た雰囲気
そして何よりも、僕より小さいその姿に、少しだけ寂しさを感じた

「………何か、寂しそうな顔をしていますよぅ?」
狼姫にそういわれると、格段に寂しさは増した
でも僕は、これを託すために、これ以上の寂しさを出さない

「……………それ」
奴はどうも、僕が何をするために呼んだのか分かったらしい
…ホント、相棒に似て勘が良いなぁ

どうすれば渡せるか、なんて面倒なことは何一つわからないけど
僕はこれ…蒼いバンダナを渡したかった
それは僕の…

「…知ってますよ、とても、大事なものなのでしょう」

狼姫は、ただ、笑っていた

「受け取りませんよ?それは、あなたがそこにいた理由なんですからぁ」

そして、狼姫は去り行く…

「…彼方に名を貰った時点で、俺は、彼方の気持ちを託されていますからぁ」

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プロフィール

HN:
ソウジ・ブレィブス
性別:
男性
職業:
裁縫
趣味:
落書き
自己紹介:
不良のような狐のスケッチブック
風の様に戯れる狼の大学ノート

蒼紫色二又尾の僕の、メモ帳
白い二又尾の黒いメモ帳

騒がしい鶏の学習帳

この場にあるのは手書きを綴る物
ぼくは、『君』
『君』は、ぼく。
妄言・妄想、それも全部
僕の『君』の『私』『俺たち』の想い

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