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それはTWを渡り歩く絵を通した記録…自由を愛するモノの住処なのかもしれない。
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散歩
勢いだけで飛び出して、どこへともなく歩いてた
アクエリオの町並みは、迷子属性がある僕には…巨大な迷路だ

(近くから離れたいのは…多分本心ではないと、思う
でも、自分を見失う気がして、怖くて逃げてしまったのかもしれない)

(僕だって…男の子、だからね。……それなりに、思う所があるのさ)



右の通路を歩き始めて、星霊スピカの光が殆どなくて視界が悪い事に気が付いたのは
侵入した入り口が、随分と小さくなってからの事だ


(嫉妬だとか、想いだとか…気づいた時に手放した方が楽、だったのかな)
(……いや、僕が何処までも優柔不断だから、今に至っているんだよね)

その通路は両手を伸ばす事が出来ないほどの暗がりで狭い場所
そういえば小さい頃から、考え事をしながら歩いていると
暗くて狭い場所に身を隠して、その場で蹲ってることが多かった

振り返って戻れば、まだ分かる道に出るかもしれないが
一際目立つ髪色と尾を、隠したくなった
紅い目を光らせて、鼠が走りそうな場所にへたりと座り込む
勿論、誰も居ない


(僕は…何を望みたい狐なんだろうね)
(認められる事、愛される事…思い当たる事が、多すぎて分かんないや)

壁に背中を預けて、ひんやりとした気分を味わう
駆け抜けていく風がこの隙間から追い出そうと横薙ぎの力を加えていたが
ばたばたと、肩ほどにまで伸びたくせっ毛をそよがせる以外には
背丈が小さめでも、一応人だ・・・飛ぶ事もよろけることもなかった

(独りで居たくないはずなのに、こうして独りで悩んでるのも
随分と…滑稽な、話だねぇ)

甘い匂いと、おいしそうな匂いとが風伝いに鼻をくすぐって行く
その中に、いつも近くで香っている茶葉の匂いがした気がして
魔獣化させていた耳を、誰が見ているわけでもないのに両手で覆っておく事にした
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プロフィール

HN:
ソウジ・ブレィブス
性別:
男性
職業:
裁縫
趣味:
落書き
自己紹介:
不良のような狐のスケッチブック
風の様に戯れる狼の大学ノート

蒼紫色二又尾の僕の、メモ帳
白い二又尾の黒いメモ帳

騒がしい鶏の学習帳

この場にあるのは手書きを綴る物
ぼくは、『君』
『君』は、ぼく。
妄言・妄想、それも全部
僕の『君』の『私』『俺たち』の想い

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