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それはTWを渡り歩く絵を通した記録…自由を愛するモノの住処なのかもしれない。
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IF
―……(もし背中に翼を生やすことが出来たなら

―…(何処までも逃げるように

――…(飛び立ってしまうのだろうか




―…(帰り道を忘れる終焉が見えるようだ
「こーやぁ?どこいったのー?」


旅団に住み着く猫の中で
一際異彩を放つ
放し飼いの愛猫が見当たらない


机の下、棚の上、本の陰…

クッションの物陰、相棒ゼルガの肩の上
居そうな場所には
他の子がにゃんにゃんしていた


こーやは…違うんだ
にゃんにゃん鳴かない
鳴いて何かが解決する訳がない…
そう、達観した風さえ見えるくらい
彼が鳴く姿は見たことがなかった

見分けがつくように…
唯一、白いその身に黒い首輪をした
猫だっていうのに



僕の雰囲気を感じて
達観猫ちゃんは、家出でもしてしまったのかな

今ではこーやは…実質ボス猫二代目
威厳がなくて、無言
喧嘩には見守るだけの、姿勢

僕に似ている気配を
たまに見せるから
気持ちが不安なとき
こーやを見ているのが、癖になってたみたいだ


「……今日くらいは、鳴き声聞けるかなって思ってたんだけどなぁ」

滅多に鳴かない猫だから
運試しと言わんばかりに
鳴かせてみせようと思っていたんだ

1日からかって、遊ぼうと思っていたんだけど



……どうやら、捜索に1日を割きそうな感じ
逆にからかうように遊ばれてしまったようだ
これだとまるで…かくれんぼ、だったから



『……(ぺちぺち』

不意に背中を叩く猫の手
振り返ってみれば
探していたこーやであった
「…全くぅ…引っ掛かった、ね?」

にやりと笑って、こーやを捕まえて
わしゃわしゃと撫でまくる
反抗的に甘く噛みつかれるなんて
お見通し


「君は何処でも僕を見ている…知ってるんだから」

僕がどんな性格なのかも
こーやにはお見通し

寂しさ辛さを背中が少しでも語れば
お人好しのこーやは近づいてくる
僕はそんな性格の猫の事ならお見通し


「さぁーて…アクエリオの街中で駆けっこに付き合って貰おうかー」
『……』
「なぁにー?洗われるよりは良いんじゃないのー?」
『……(がぶ』


面倒、そう思ってるだろう事は予想できた
けれど、こーやなら保護者気分で
何処までも付いてくる



……そんな、気がした。
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プロフィール

HN:
ソウジ・ブレィブス
性別:
男性
職業:
裁縫
趣味:
落書き
自己紹介:
不良のような狐のスケッチブック
風の様に戯れる狼の大学ノート

蒼紫色二又尾の僕の、メモ帳
白い二又尾の黒いメモ帳

騒がしい鶏の学習帳

この場にあるのは手書きを綴る物
ぼくは、『君』
『君』は、ぼく。
妄言・妄想、それも全部
僕の『君』の『私』『俺たち』の想い

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