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それはTWを渡り歩く絵を通した記録…自由を愛するモノの住処なのかもしれない。
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ハッピーバースディ トゥ 『YOU』

ソウジ・ブレィブス(c00485)
空裂・迦楼羅(d00766)

独原・十羅(b43829)
ソウジ・ガザ(a68633)

一同に会するその表情はどこまでも、朗らかで……

「「「「誕生日、おめでとう!」」」」

僕はどうしても、その言葉が聞きたくて。言いたくて。
同じ星の巡り合わせを持つ人を、呼び出した。


物怖じしない迦楼羅が最年少、十羅の頭を
ぐりぐりしようとするがその身長は大きく、届かない。
流石、成長期というべきか。
本物の尾を生やす青年がその行動を面白がってぐりぐりと、派手に撫でる。
「ほらほらぁ、誕生日の人は素直に撫でられるぅ!」
「それはあんさんも、同じやろぉ!」
遠く長い時間を生きる狐は楽しそうに笑って、少年は反撃に青年の頭を叩く。
「良いわ!もっとやれー!」
はやし立てる少女の声は、誰よりも、楽しげで。
「ケーキの他にパンケーキ用意したんだけど…顔面に行っちゃーう?」
主催した僕は、悪乗りに更に乗ることにした。



突然ケーキ戦争へと姿を変えたこの誕生会の意味を
迦楼羅も、狐も、そして少年もきっと、無意識に知っている。

僕たちは、人好き故に…『さみしい』のが、嫌いだから。



「いぇーいー!かるらー討ち取ったりぃぃ!」
「…ま、まだよ。私はこの程度で終わらないわ!」
「ほぉら、少年。おにーさんを捕まえてごらーん」
「ちょい待ィやにーちゃん。さっきの借り倍返しやでぇ!」

攻撃、反撃、挑発、倍返し。
僕が大量に用意していたパンケーキは飛び交い、その姿を無残なモノへ変えていく。
「…ふふふ、へーんなっかおー」
「そうじーだってー」
鼻先にクリーム、髪のアクセに無残なケーキ。
ぐちゃぐちゃで、でも、楽しくて。
なりふり構わず、時間も気にせず、遊びに遊んだ。


「あー…そろそろ、こんな時間なんやなぁ」
最初に時間を気にしたのは十羅。普段のやる気のなさが、寂寥感を帯びて伝わってくる。
「楽しい時間は、いつだって、短く感じるのものよ」
迦楼羅はそれでも、楽しそうで。まだまだ遊び足りないと、言わんばかりの声をあげる。
「『君』が今の『ソウジ』だからねぇ、『君』が呼べば僕はいつでも来てあげる」
長い時を旅する狐は暇の連続は、やっぱり退屈だ、と言う。
「ありがとう、『僕』。忙しい所をごめんね、かるらー。そして、どくっちー」
突然の呼び出しに、応えてくれた礼を述べる僕はいつもより僕らしくなくて。
またね、とも、さようなら、も言わず
みんなで笑って、そのまま別れた。





普段は会えない、僕と同じ魂の絆がある人。
特別なときしか会えない、『トモダチ』。
次に会う時も、僕は『ハイタッチ』で迎えたいと思うんだ。

僕が『君』で、『君たち』は僕だと、思うから。
またね、も、さようならも、似合わない。
だって、僕たちは……たった一人の、記憶の連なりのような、ものだから。
ひとりじゃない。そして……ひとりだ。
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プロフィール

HN:
ソウジ・ブレィブス
性別:
男性
職業:
裁縫
趣味:
落書き
自己紹介:
不良のような狐のスケッチブック
風の様に戯れる狼の大学ノート

蒼紫色二又尾の僕の、メモ帳
白い二又尾の黒いメモ帳

騒がしい鶏の学習帳

この場にあるのは手書きを綴る物
ぼくは、『君』
『君』は、ぼく。
妄言・妄想、それも全部
僕の『君』の『私』『俺たち』の想い

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